
耳つぼジュエリーは、美容・健康・リラクゼーションの3要素を兼ね備えたサロン向け施術オプションとして注目されています。この記事では、「耳つぼジュエリーとは何か」「施術によって得られる効果」「導入によってどう単価アップに繋がるのか」を初心者にもわかりやすく解説します。
INDEX
耳つぼジュエリーとは?基本知識と最新トレンド
耳つぼって何?

耳には東洋医学で言う「全身の反射区(ツボ)」が集まっており、健康や美容に影響を与えるポイントが多数存在します。
まず最初に知っていただきたいのは、
「体の不調は、皮膚にサインとして現れることがある」ということです。
たとえば、赤み・しこり・ざらつきなど…
突然肌に現れた変化に、心当たりはありませんか?
実はこうした皮膚の変化は、体の内側、つまり内臓や自律神経、ホルモンバランスの乱れなど、何らかの不調のサインであることがあります。
ただし、ここで大切なのは、
「そのサインが必ずしも不調のある場所に出るわけではない」という点です。
たとえば、
胃の調子が悪いのに、耳のある部分にざらつきが出る
お腹が痛いのに、足の甲に赤みが出るというように、不調は一見関係なさそうな部位に現れることも少なくありません。
こうした「皮膚に出るサイン」を見逃さず、体の内側とのつながりを読み解いていくのが、耳つぼを使ったケアの大きな特長です。
耳つぼは、皮膚と脳の関係性を活用した自然療法とも言えるでしょう。
耳は、体の中でも脳に最も近いパーツのひとつ。
そのため、足裏や手のツボよりも、脳への刺激が届きやすく、
「即効性がある」
「効果を感じやすい」
「体の反応が出やすい」
といったメリットがあります。
耳の形は胎児に似ている?

耳には100以上のツボがあるといわれており、一見すると覚えるのが大変そうに思えますが、実はとても分かりやすく整然と分布しています。
まず耳をよく観察してみましょう。
耳の形は、お母さんのお腹の中で眠っている胎児の姿にそっくりだと言われています。耳たぶの位置が胎児の頭にあたり、そこから丸まった背骨のラインが耳の外側に沿っているような形になっています。
実際に、耳つぼは人間の体の各部位がそのまま耳の中に投影されたように配置されています。
つまり、体のどこかに不調やトラブルがあると、その反応が耳にも現れやすくなるということです。
たとえば、
‘’耳にぶつぶつやカサカサができる‘’
‘’血管が浮き出る‘’
といった変化によって、体の異変を知らせてくれることもあります。
そのため東洋医学では古くから、
「耳を見れば体のどこが悪いかがわかる」
と言われてきました。
実際、耳つぼは病気や不調の判断・治療にも活用されてきた歴史があります。
つまり、耳のツボに適切な刺激を与えることで、それに対応する体の部位や内臓の不調を改善するサポートができると考えられているのです。
東洋医学から見た耳つぼの考え方
東洋医学では、人体は「気・血・水(き・けつ・すい)のバランスによって健康が保たれているとされています。
このバランスの乱れを整えるために、ツボの刺激が用いられます。
耳には、全身を巡る「経絡(けいらく)=気の通り道」と深く関係するツボが多数集まっています。
特に、「十二経脈(じゅうにけいみゃく)」のうち、すべての‘’陽経‘’が耳を通るといわれています。そのため、耳のツボを刺激することで、身体全体の流れを整え、自然なかたちで食欲中枢が正常に働くようになると考えられています
耳つぼとダイエット

耳つぼダイエットとは、耳にある特定のツボ(経穴)を刺激することで、脳の働きを整え、自然に食欲を抑えることを目的とした療法です。
東洋医学の理論に基づいた自然療法であり、薬や無理な食事制限に頼らず、身体の内側から健康的に痩せていくことを目指します。
耳には、内臓や神経、自律神経などに関連する多くのツボが集中しています。
中でも、食欲をコントロールする脳の「視床下部」とつながる「迷走神経」の末端が、耳に分布していることが大きなポイント。
この迷走神経を耳つぼで刺激することで、「お腹がいっぱい」と脳に伝える信号が届きやすくなり、自然と食欲が抑えられるのです。
耳つぼダイエットのメリット
・薬やサプリに頼らず自然に痩せたい人におすすめ |
・自律神経やホルモンバランスにもアプローチ |
・個々の体質や悩みに合わせてツボを選べる |
・施術後すぐにスッキリ感や食欲減退を感じることもある(即効性) |
・美容・健康目的のメニューとしても導入しやすい |
耳つぼジュエリーとは?
耳つぼジュエリーとは、耳つぼを刺激するための専用粒(チタン粒や磁気粒など)に、ジュエリーパーツを組み合わせたアイテムです。
見た目にも華やかで、まるでアクセサリーのように楽しめるのが大きな特徴です。
現在では、デザインのバリエーションも豊富になっており、
お客様の雰囲気やお好みに合わせて選べるようになりました。
ヘアスタイルやファッションとトータルコーディネートできる点も、多くの女性に支持されている理由のひとつです。
さらに、SNSで芸能人やモデルが紹介したことをきっかけに注目を集め、
“健康と美容を兼ね備えたおしゃれなアイテム”として、幅広い世代に人気が広がっています。
耳つぼジュエリーの歴史
耳つぼジュエリーは今はキラキラのパーツをつけてピアスっぽくアクセサリー感覚で楽しめることで人気になりましたが、実はこれ元々は針だったのはご存じでしたか?
最初の始まりは、皮膚に極細の針を刺す治療として使われていました。そこから徐々に、「刺激を与えればいい」という発想が広まり、針の代わりに金属粒や磁石、チタン球などが使われるようになりました。
そして、2000年代に入ってから「シールで貼る」ことで安全性が高まり、美容サロンでも扱えるようになりました。
特にここ10年で大きく変わったのが、‘’見た目‘’
パーツ付きでデザイン性がUPし、ピアスのような感覚で楽しめることで、「ただの健康アイテム」から「美容と健康を両立できるオシャレなサロンメニュー」に進化してきました。
トレンドは“映え×実用”の両立
近年は「小顔・リフトアップ」など美容目的と、デザイン性を両立したSNS映えするジュエリーが人気を集めています。
期待できる効果
美容効果:リフトアップや小顔ケアに
顔のむくみやたるみに関連するツボ(例:頬車、顎関節)を刺激することで、血流・リンパの流れが改善し、小顔効果が期待されます。
健康効果:肩こり・自律神経の安定に
「神門」や「肩」のツボは、緊張緩和や自律神経バランスのサポートに有効とされ、肩こり・ストレスの軽減にもつながります。
ダイエット効果:食欲抑制や代謝アップに
「飢点」や「胃」などのツボ刺激により、無意識な間食や過食を抑えるサポートが可能です。体質改善を求める顧客にも好評です。
耳つぼの位置と期待できる効果
例




目的 | 耳つぼの名前 | 位置の目安 | 期待される効果 |
ダイエット | 飢点(きてん) | 耳の中央、耳珠(じじゅ)のやや外側 | 食欲抑制・過食予防 |
胃(い) | 飢点の少し下 | 胃の働きを整え、満腹感を得やすくする | |
小顔・リフトアップ | 頬車(きょうしゃ) | 耳たぶの後ろ側・下あごの付け根あたり | フェイスライン引き締め、たるみ対策 |
目・頬 | 耳の上部〜中央の外周付近 | 目元のむくみ・頬のたるみ解消 | |
肩こり・首こり | 肩(けん) | 耳の上の外側カーブ付近 | 肩まわりの筋肉緩和、血行促進 |
頸椎(けいつい) | 肩つぼのやや内側 | 首のこり、疲労感の軽減 | |
ストレス緩和・リラックス | 神門(しんもん) | 耳の上部、三角窩の中心 | 自律神経を整え、ストレス軽減・安眠効果 |
交感(こうかん) | 神門の近く、やや下部 | 自律神経バランス、イライラ防止 | |
美肌・ホルモンバランス | 内分泌(ないぶんぴ) | 耳の内側、耳甲介(じこうかい)の中心部 | ホルモン分泌の調整、美肌・月経前症候群対策 |
腎(じん) | 内分泌のやや下 | 代謝向上、むくみ・くすみ改善 |
耳つぼジュエリーの施術ステップ

ステップ1:カウンセリング
お悩み(例:肩こり、むくみ、食欲など)をヒアリングし、適切なツボを選定します。
ステップ2:ツボの場所を特定
専用の探知棒や耳図を使って、ツボの正確な位置を確認します。
ステップ3:ジュエリーの装着
粒付きのジュエリーシールを、選定したツボに丁寧に貼り付けます。
ステップ4:アフターケアとアドバイス
持続時間は、一般的に3日から1週間程度で個人差がある事や、生活上の注意点を伝えましょう。

おすすめの耳つぼジュエリー
耳つぼジュエリー施術時の注意点
アレルギーや肌荒れの可能性
粘着シールや粒の材質にアレルギーがある方には事前のパッチテストが必要です。
妊娠中・持病がある方への配慮
妊婦や特定の内臓疾患のある方には一部のツボは避けるべきです。医師の確認を取りましょう。
清潔な環境での装着
感染症予防のため、手指消毒や器具の衛生管理は徹底しましょう。
耳つぼジュエリー導入に不安がある方におすすめのセミナー

下記を紹介します。特にサロン向け・実践構築コース
話題の耳つぼジュエリーで顧客満足度・単価アップを目指そう
耳つぼジュエリーは、施術時間が短く、追加料金を設定しやすいサービスの一つです。1粒あたり数百円〜と原価が安く、単価アップにも貢献できます。さらに、見た目の変化や“癒し効果”をその場で実感できるため、リピート率アップにもつながります。
まとめ
耳つぼジュエリーは、美容と健康を両立させたサロン向けの高付加価値サービスです。正しい知識と技術で導入すれば、顧客満足度を高めながら、売上の底上げが可能になります。まずはセミナー受講から始め、集客力と単価アップの両方を狙ってみてはいかがでしょうか?
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