
「施術技術には自信があるのに、お客様のマツエクの持ちが安定しない」「毎回同じように施術しているはずなのに、季節やその日の環境によって持ちに差が出る」そんな悩みはありませんか?
マツエクの持ちは施術技術だけでなく、使用するグルーや施術環境など、さまざまな条件によって左右されます。
特に夏や冬は、湿度や温度の変化によってグルーの状態が変わり、いつもと同じ施術でも仕上がりに影響することも。
本記事では、グルーの種類・硬化速度・粘度の選び方をはじめ、湿度・温度への対応、適切な塗布量や商材の鮮度管理まで、持ちを安定させるために見直したいポイントを解説します。
マツエクグルーの持ちを左右する3つの要因
マツエクの持ちは、グルーの種類や硬化速度・粘度だけでなく、施術時の温度・湿度、グルーの量や施術精度など、さまざまな要因によって左右されます。ここでは、持ちを安定させるために押さえておきたい3つの要因を整理します。
【要因①】グルー選び
グルーの主成分・硬化速度・粘度が、自分の施術環境や技術に合ったものを選べているか
【要因②】施術環境
温度・湿度が、使用するグルーに適した状態に保たれているか
【要因③】グルー量と施術精度
グルーの適量を守り、適切な装着方法で接着できているか
マツエクグルーの主成分を知る エチル系とブチル系の違い
グルーの主成分には、代表的なものとしてエチルシアノアクリレートとブチルシアノアクリレートがあります。エチル系は接着力や硬化の速さを重視した製品が多く、ブチル系は刺激への配慮を重視した製品に使われることがあります。
それぞれの特徴を比較して見ていきましょう。
【エチル系とブチル系の特徴 比較表】
※ 上記は一般的な傾向です。主成分が同じでも、メーカーや製品によって特性が異なります。
※ ブチル系グルーはアレルギーリスクを低減できますが、「アレルギーが絶対に起きない」グルーは現時点では存在しません。
硬化速度と粘度で選ぶグルーの実践ガイド
主成分が同じグルーでも、メーカーや製品によって「硬化速度」や「粘度」などの特性には違いがあります。
これらの違いは、グルーの扱いやすさや施術の進めやすさにも関わるため、自分の施術スタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
ここからは、グルーの「硬化速度」と「粘度」について詳しく見ていきましょう。
硬化速度とは
硬化速度とは、グルーをエクステに取ってからまつ毛に装着し、グルーが固まるまでの時間です。
硬化速度によって装着後に位置や角度を調整できる時間が変わるため、自分の施術スピードに合ったものを選ぶことが大切です。以下を目安に、自分に合う硬化速度を確認してみましょう。
【硬化速度 目安表】
※硬化速度はあくまで目安です。実際の硬化速度は、使用する製品や施術環境によって異なります。
おすすめグルー
【Foula】Fast glue Butyl & Ethyl
硬化速度2~3秒のため、練習用にもおすすめ。
ブチルにほんの少しエチルをブレンドした、良いとこどりの低刺激グルー。
¥1,980 (税込) 会員価格あり
商品はコチラから粘度とは
粘度とは、グルーの「とろみ」や「流れやすさ」を表すものです。
低粘度のグルーはサラサラとして流れやすく、高粘度のグルーはとろみがあり流れにくいという特徴があります。
粘度によってエクステに取れるグルーの量や扱いやすさが変わるため、自分の施術方法や使用するエクステに合った粘度を選ぶことが大切です。
【粘度 目安表】
おすすめグルー
【Foula】国産エチル プロ 5ml
150mPa.sで扱いやすい粘度の王道グルー。
どんなエクステにも相性が良いロングセラー商品。
¥4,213 (税込) 会員価格あり
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おすすめグルー
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オイルクレンジングOKで、持続期間6週間以上。
¥3,751 (税込) 会員価格あり
商品はコチラから湿度・温度がグルーの持ちに与える影響
グルーの硬化速度や粘度を自分の施術スキルに合わせて選んでいても、季節やサロンの環境によって、いつもと同じように扱えないことがあります。
その原因のひとつが、施術時の「湿度」と「温度」です。
ここでは、湿度・温度とグルーの関係を知り、安定した施術につなげるためのポイントを解説します。
グルーと湿度の関係
グルーの主成分であるシアノアクリレートは、空気中やまつ毛の水分に反応して硬化します。
そのため、施術環境の湿度によってグルーの硬化速度が変化し、湿度が高いと硬化が速くなり、反対に湿度が低いと硬化が遅くなる傾向があります。
季節によって「いつもよりグルーが速く固まる」「なかなか硬化しない」と感じる場合は、湿度を確認してみましょう。
【グルーと湿度の関係表】
グルーと温度の関係
グルーは温度によって状態が変化するため、サロンの温度管理も安定した施術には欠かせません。
高温になるとグルーの劣化や硬化が進みやすく、低温では硬化が遅くなるなど、温度が適正範囲から外れるとグルーを扱いにくくなる場合があります。
特に夏場・冬場は、室温の変化に注意しましょう。
【グルーと温度の関係表】
環境条件別 グルーへの影響と対応策
【施術環境別 グルーへの影響と対応策 早見表】
グルーの持ちが安定しないときは、グルーを変える前に、まず施術環境を確認してみましょう。
温度・湿度を適正範囲に整えることで、使用しているグルー本来の性能を発揮しやすくなります。
サロンには温湿度計を設置し、施術前だけでなく施術中も温度・湿度を確認する習慣をつけましょう。
※温度・湿度の適正範囲はグルーによって異なる場合があるため、各製品の推奨環境を優先してください。
硬化が速くなって接着が不安定になったり、劣化したグルーを使用することで接着状態に影響する可能性があるため、美容室併設サロンでは施術ベッドをパーマやカラー剤の薬剤を使用する施術場所からできるだけ離すようにし、グルーはこまめに交換しつつ、換気をしっかり行う対策も大切です。
グルーの適量とよくある失敗パターン
グルーは、多ければ多いほどしっかり接着するわけではありません。
少なすぎても多すぎても、仕上がりや持ちに影響することがあります。
ここでは、グルーの適量と、量が合わないことで起こりやすい失敗パターンについて見ていきましょう。
グルーの適量とは
グルーの適量は、使用するグルーやエクステ、まつ毛の状態によっても異なりますが、一般的な目安として、エクステの根元にグルーの玉が1~2個程度できる量を基本とし、状態に合わせて微調整しましょう。
グルーが少なすぎる・多すぎるとき
グルーが少なすぎると接着面を十分に確保できず、エクステの根元が浮きやすくなるなど、持続力の低下につながります。
一方で、グルーが多すぎる場合も注意が必要です。余分なグルーが隣のまつ毛と接着したり、まつ毛になじみきらず根元がボコボコした仕上がりになったりすることがあります。
ボリュームラッシュに適したグルーとは
ボリュームラッシュでは、ファンの形をきれいに保ちながら、適切な量のグルーで接着することが重要です。グルーの粘度や硬化速度によっても、エクステに付着する量や扱いやすさが変わるため、施術方法に合ったグルーを選びましょう。
グルーの粘度による違い
ボリュームラッシュでは、複数本のエクステをファン状に広げて装着するため、グルーの粘度によって扱いやすさが変わります。
低粘度のグルーは、グルーの量を調整しながら装着しやすいですが、グルーが流れやすく手を離すタイミングによってはファンが閉じやすくなります。ラップ装着には高難度のテクニックが必要になります。
粘度が高めのグルーはラップ装着がしやすい反面、グルーを多く取りやすいため、グルー量が多すぎるとファンが閉じてしまったり、接着部分にグルーが溜まり根本に違和感を感じることがあります。
硬化速度は施術スピードに合わせて選ぶ
ボリュームラッシュでは、硬化速度もファンの形や装着のしやすさに関係します。硬化が遅すぎると装着中にファンの形が崩れやすくなる一方、硬化が速すぎると装着位置の調整が難しくなる場合があります。2秒前後の標準的な硬化速度を目安に、自身の施術スピードに合ったものを選びましょう。
おすすめグルー
【Foula】エクストラボンドグルー 200mPa・s
200mPa.sの絶妙な粘度がボリュームラッシュにピッタリ。
硬化速度1~2秒のため、ファンが閉じにくく装着が調整しやすい。
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商品はコチラからマツエクの持ちを安定させる施術チェックポイント
マツエクの持ちを安定させるには、グルーの種類だけでなく、硬化速度や粘度、施術環境、グルー量など、さまざまな条件を確認することが大切です。
ここでは、これまで解説してきたポイントを施術時に確認できるよう整理し、持ちを安定させるためのチェックポイントとして紹介します。
【施術チェックポイント表】
おすすめ前処理剤
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9種類の植物エキス配合で保湿をしながら、汚れ・皮脂を素早く強力除去。
弱アルカリ性質でグルーの硬化を助ける。
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おすすめ強化剤
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エクステに塗布することで、グルーの密着度、硬化速度、速乾性が劇的にアップ。
1回塗布すれば、6時間効果が持続。
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商品はコチラからグルーの保管方法と鮮度管理
グルーは新鮮な状態を保つことが大切な商材です。また、適切に保管していても、開封後は徐々に状態が変化していきます。
保管環境や使用方法によっては劣化を早めることもあるため、グルー本来の性能を保つための正しい保管方法と鮮度管理について確認していきましょう。
【グルー管理方法 一覧表】
※保管温度・使用期限は製品によって異なります。各商品のメーカー推奨方法を確認してください。
冷暗所を確保できず冷蔵庫を使用する場合は、冷えすぎによる温度差に注意が必要です。冷蔵庫から取り出した際にボトル内に結露が生じ、グルーの劣化につながる可能性があります。
保管には、温度を適切に管理できるワインセラーや化粧品用冷蔵庫などの使用も検討しましょう。
フーラストア おすすめグルー商材
おすすめグルー
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おすすめグルー
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おすすめツール
【Foula】グループレート クリスタル
ガラス製で熱が伝わりづらく、グルーの温度を一定に保つ。
横幅約5.5㎝で大きすぎず使いやすいサイズ。
¥440 (税込) 会員価格あり
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おすすめツール
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プラスチック素材のため、温度などの環境変化の影響を受けにくい。
安定した施術をサポートし、使い捨てタイプで衛生面も安心。
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商品はコチラからよくある質問(FAQ)
Q1.夏になるとグルーの持ちが悪くなります。グルーを変えればいいですか?
A. まずは施術室の温度・湿度を確認しましょう。夏は高温多湿になりやすく、湿度が高いとグルーの硬化が速くなるため、接着が不安定になる場合があります。
施術環境は湿度50〜60%を目安に管理し、必要に応じてエアコンや除湿器を使用しましょう。
また、夏はまつ毛も皮脂や汗の影響を受けやすい場合があるため、アイシャンプーや前処理剤でまつ毛の汚れや油分を適切に除去することも大切です。
Q2.グルーの量は多い方が持ちがいいですか?
A. グルーは多ければ多いほど持ちが良くなるわけではありません。
少なすぎると十分な接着面を確保できず、多すぎると隣のまつ毛と接着したり、根元がボコボコした仕上がりになったりすることがあります。
一般的な目安として、エクステの根元にグルーの玉が1~2個程度できる量を基本とし、使用するグルーやエクステ、地まつ毛の状態に合わせて調整しましょう。
Q3.白化現象が起きた原因として何が考えられますか?
A. 白化現象の原因として、①湿度が高い、②前処理後の水分が残っている、③施術後すぐに目元を濡らした、④グルーの量が多すぎるなどが考えられます。
施術室の温湿度管理、前処理後の十分な乾燥、適切なグルー量の調整、お客様へのアフターケアの案内などを見直しましょう。
Q4.コーティング剤は必ず使う必要がありますか?
A. 必須ではありませんが、グルーの接着部分を保護し、マツエクの持ちをサポートするため、ホームケアや仕上げで使用するのがおすすめです。
ただし、施術直後はグルーが十分に硬化していない場合があるため、使用するタイミングには注意が必要です。施術後にお客様からの希望でコーティング剤を塗る場合は、エクステ装着後に硬化促進剤を使用し、グルーを完全硬化させてからの塗布がおすすめです。
またベンチレーターなどで目元に十分に風を送り、グルーの硬化状態を確認してから根本からではなく中間~毛先にかけてコーティング剤を塗布するとよいでしょう。
Q5. 開封後のグルーがいつもと違うと感じる場合、使用しても大丈夫ですか?
A. まずは、どのような変化があるのかを確認しましょう。
いつもより硬化が速い・遅い、粘度が変わった、糸を引きドロドロとしている、においが変化したなど、普段と異なる状態が見られる場合は、グルーが劣化している可能性があります。
開封後1ヶ月以内であっても、状態に変化がある場合は使用を控え、新しいグルーへの交換を検討しましょう。
まとめ|グルーの特性を理解して、マツエクの持続性を高める
マツエクの持ちを安定させるためには、グルーの硬化速度や粘度などの特性を理解し、施術環境やグルーの量を適切に合わせることが大切です。
また、前処理や施術後のケア、グルーの保管・鮮度管理なども、安定した持続を支える重要なポイントです。
「いつもと同じグルーを使っているのに持ちが違う」と感じたときは、グルーそのものだけでなく、温度・湿度、グルー量、グルーの保管状況など、施術に関わる条件を一つずつ見直してみましょう。
グルーの特性を正しく理解し、施術環境や使用方法を適切に管理することが、安定した仕上がりとマツエクの持続性につながります。
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