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ラッシュリフトとは?
ラッシュリフトとは、化粧品登録されたセット剤を使用して、まつ毛の根元にしっかりとカールをつける技術を指します。
まつ毛エクステンションよりも自然な目元を演出でき、メイクの時間を節約することができます。
お客様に合わせたカールデザインやリフトアップデザイン(根元からまつ毛をしっかりと持ち上げる)を提案し、さまざまな目元に幅広くデザインを施すことが可能です。
また、現在、各メーカーで販売されているセット剤は化粧品登録されているため、まつ毛へのダメージを最小限に抑えつつ、目元の印象を変化させることができるのがラッシュリフトです。

ラッシュリフトと他施術との違い
ラッシュリフトとその他の施術との違いは下記の通りです。
| 施術名 | 特徴・おすすめポイント | 注意点 | 費用感 | 持続期間 |
|---|---|---|---|---|
| ラッシュリフト | 化粧品登録の薬剤で根元にカールを付け、自然で幅広いデザインが可能。 | まつ毛の量が少なめの方は、アイラインが必要になることも。 | 普通 | 約4〜6週間 |
| まつげパーマ | 根元を立ち上げつつ全体にカールを付け、自然かつ可愛い印象を演出。 | まつげが短いと余計に短く見える。 生えクセが強いとバラつきが目立ちやすくなる。 | 安め | 約4〜6週間 |
詳しく解説します。
まつ毛パーマ
まつ毛に専用の薬剤を使ってカールをつける施術です。
1回あたり2,000~8,000円ほどと比較的コストを抑えられ、まつエクよりも持続するため通う回数も少なく済みます。
自まつ毛を活かすため、より自然な仕上がりになるのも魅力です。
施術はロットでまつ毛を固定し、グルーで1本ずつ整えながらパーマ液でカールをかけていきます。所要時間は40~60分程度となります。
ラッシュリフト、まつ毛パーマは共にまつエクとの併用が可能で、まつ毛の自然な立ち上がりに加え、エクステでボリューム感を出すことができます。目元をぱっちり見せたい方に特におすすめです。
ラッシュリフトが向いている人と向いていない人の特徴
ラッシュリフトが向いている人
- ビューラーを使ってもすぐに下がってしまう方
- 硬くてしっかりしたまつ毛をお持ちの方
- 下向きに生えているまつ毛で目元が暗く見えやすい方
- エクステほど頻繁にメンテナンスに行けない方
- 地まつ毛の量や長さは十分だが、下向きで印象が弱い方
- 逆さまつ毛の方
- 湿気などの影響でビューラー後も下がりやすい方
ラッシュリフトが向いていない人
- まつ毛が著しく傷んでいる方、または極端に細い・短い方
- まぶたが重く、生え際を覆っていて持ち上がりにくい方
ラッシュリフトに必要な道具と準備

ラッシュリフトの準備
まつ毛をきれいに洗浄し、化粧残りのマスカラや油分をしっかりと落としておくことが重要です。
また、施術を行うための作業スペースを清潔に保ち、必要な道具や消毒用品を準備しておくことも大切です。
ラッシュリフトの施術前に、お客様とのカウンセリングを行い、デザインの希望やラッシュリフトの経験の有無などを確認することも重要です。
ラッシュリフトを行う際に必要な道具
1.化粧品登録されたセット剤:その他にもロッド、巻き上げコーム、グルーが必要です。
2.カウンセリング・同意書・デザインシート:細かいカウンセリングと施術の注意事項、お客様のデザインのお仕上がりを記入するシートが必要です。
Cite同意書シート
こちらからCite同意書シートをご購入いただけます。

Citeデザインシート
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3. クレンジング・アイシャンプー:ラッシュリフトをする前にまつ毛の汚れを綺麗に落とすことが必要です。

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商品はコチラから4. トリートメント:まつ毛に栄養や水分を与えながら、まつ毛にダメージを与えないために必要です。

ラッシュコントロールシステム
商品はコチラから5. コーティング剤:ラッシュリフト後、まつ毛のカールをキープする為に必要です。

リアクトラッシュセラム
商品はコチラから必要な道具のチェックリスト

- セット剤
- グルー
- ロッド
- ラップ
- 巻き上げコーム
- ブラシ
- 美容液・コーティング
- 前処理剤
- 中間処理剤
- トリートメント
- クレンジング剤
- マスク
- 消毒スプレー
- タイマー
- ティッシュ・ペーパー
このチェックリストを確認し、ラッシュリフトを円滑に行うために必要な道具を揃えるようにしましょう。
道具の使い方と注意点
1.セット剤:まつ毛にカールをつける為の薬剤です。
2.ロッド:まつ毛を巻き付けるために使用します。お客様に合わせたロッド選定を行います。
3グルー:ロッドを使ってまつ毛を巻き付け、剥がれないようにする接着剤です。
注意点
– 施術中はお客様の目を傷つけないように細心の注意を払い、慎重に作業を行うようにします。
– お客様のアレルギーの可能性や過敏な肌に配慮し、事前にカウンセリングを行い、適切な道具を選択することが大切です。
事前準備と注意点
事前準備
1. 施術スペースの準備:清潔な作業スペースを確保し、必要な道具や消毒用品を用意します。
2. お客様のカウンセリング:お客様のデザインの希望や過去にラッシュリフトのトラブルの有無などを確認し、施術に備えます。
3. まつ毛のクレンジング:施術前にお客様のまつ毛を確認し、マスカラや油分をしっかり取り除きます。
4. 適正なデザインのロッド選定:お客様の目の形や希望に合わせたカールの種類を選定します。
注意点
1. アレルギー反応の確認:施術前にカウンセリングを行い、施術中に使用するセット剤やグルーに対するアレルギーがないか確認します。
2. 施術中の慎重さ:施術中はお客様の目を傷つけないように細心の注意を払い、丁寧に作業を行います。
3.現在妊娠中、授乳中、生理中ではないか:ホルモンバランスが崩れやすい為、通常よりも敏感に感じやすくなる事を伝えます。
4.ラッシュリフトの仕上がり:まつ毛の生え方やまつ毛の状態によってご希望通りのカールがかからない可能性がある事を伝えます。
以上が、ラッシュリフトの事前準備と注意点になります。
ラッシュリフトの基本的な施術手順と平均所要時間
平均所要時間は約1時間で、早い場合は30分~45分程で終了します。

カウンセリングと目元のチェック
カウンセリング
アレルギーの有無、トラブル、前回のデザインの仕上がりの要望などをヒアリングします。また、お客様のお目元の状態も確認します。
目元のチェック
お客様がどういう目の形なのか、瞼の形なのかを確認します。
目の形:一重なのか二重なのか、奥二重なのかの確認をします。
瞼:瞼の重さがどれくらい目にかかっているのか確認します。
まつ毛の長さ:短いのか、長いのかの確認をします。
まつ毛の層:層が広いのか、揃っているのかの確認をします。
以上を踏まえてヒアリングすることで、お客様に合ったデザインが提案できます。
ロッドの選び方と装着方法

ロッド選び
お客様の理想のデザインを確認後、カールデザインなのか、立ち上げデザインなのか、それぞれのロッドを選定します。
また、カウンセリング時の目元のチェックも参考にし、どのロッドが適しているか確認します。
ロッド一覧はコチラから装着方法
ロッドを選定後、まつ毛の生え際のギリギリのところに置きます。
ここでまつ毛の長さがどれくらいあるのかも確認します。
グルーと薬剤の塗布と放置時間のポイント

グルーの塗布
ロッドに少しずつグルーを塗布し、地まつ毛に巻き付けていきます。グルーを塗布する際には、適量を守ることが重要です。
塗りすぎると薬剤の浸透が悪くなるため、注意してください。まつ毛が貼り付かない場合は、ペーパーやパッドで押さえつけます。
薬剤塗布と放置時間
セットタイム(Citeプロシステムの場合)
普通のまつ毛に対しては、1剤を約5分~、2剤を約5分~放置します。1剤はまつ毛の根元と毛先部分に塗布することをお勧めします。
毛先部分は軟化が早いため、1分~2分程度のセットタイムが適しています。2剤については、塗り分けは必要ありません。
放置後に軟化や酸化が不十分な場合は、塗り直す必要があります。塗り直すことで、軟化や酸化がより効果的に行われます。
ラッシュリフトの効果と持ちを最大化するための方法
地まつげにカールをつけさせることで目元がより魅力的に見せることができます。
また様々なデザインによって目元の見せ方に変化をつけさせ目元が大きく、明るく見える
効果があります。カールの持続性を高める為には、最後に使うコーティング美容液やトリートメントを
使用し、まつ毛の内部に水分・栄養を取り込むことでまつ毛のキューティクルが整い、カールの持続力を高めます。
ラッシュリフトの持続期間
ラッシュリフトの持続期間の目安は以下の通りです。
| 状況 | 平均持続期間 | 補足 |
|---|---|---|
| 初めて施術を受ける方 | 約1ヶ月 | まつげがしっかりしている方は1〜1.5ヶ月ほど持続することもあります。 |
| 2回目以降で、前回から2ヶ月以内にかけ直す方 | 約1.5〜2ヶ月 | 継続的にかけ直すと持ちが良くなる傾向があります。 |
| 前回の施術から3ヶ月以上経過している方 | 約1ヶ月 | 毛が新しく生え変わっているため、持続期間はやや短めになります。 |
※あくまで目安であり、毛の状態・クセ・毛周期によって変化します。
※バラつきが目立ったり下がり始めた時点での再施術が推奨されます。
※特に下向きに生えるまつ毛の方は、カールが取れるのが早い場合があります。
長期的にカールを保つためには、お客様のまつ毛を常に健康な状態に保ち、ラッシュリフトの施術を行う必要があります。
ラッシュリフトの効果を長持ちさせるお手入れ方法
1. まつ毛を引っ張らないようにします。
メイクを落とす際は、シートタイプではなく優しく洗い流せるクレンジング剤を使用してください。
2. 地まつげのコンディションを整えます。
コーティング美容液を使用し、毎日塗布することが重要です。
おすすめのまつ毛トリートメントと美容液
トリートメント
施術中にまつ毛のケアをしながら施術を行うことがラッシュリフトでは重要なポイントです。以下の商品を使用し、地まつげの状態が常に良くなるように施術に取り入れましょう。

コントロールセラムK
商品はコチラから4種類のケラチンと11種類のアミノ酸でダメージを集中ケアし、まつ毛の内側と外側からしっかりと補修し、カールの持続性を向上させます。

コントロールセラムZ
商品はコチラからアルカリを除去することにより、還元をストップさせ、ダメージを軽減します。
流出したタンパク質を11種類のアミノ酸とCMC成分で補います。
美容液

リアクトラッシュセラム
商品はコチラからラッシュリフトで開いたキューティクルに栄養や水分を取り込み、早く閉じさせます。コーティング作用があり、まつ毛のハリやコシをアップし、乾燥を予防します。ラッシュリフトだけでなく、まつ毛エクステンションにも使用可能です。
ラッシュリフト施術の際に知っておきたいまつ毛の周期
まつ毛は「成長初期 → 成長期 → 退行期 → 休止期」という4段階のサイクルを繰り返しています。
ラッシュリフトをかけたまつ毛は、成長期の間にさらに伸び続けます。そのため、生えグセがある方は新しく伸びた部分が元の方向に向かい、カールの流れが乱れてしまうことがあります。
また、まつ毛は休止期に自然と抜け落ち、新しい毛に生え変わるため、時間の経過とともにカールが少しずつ減っていきます。
まつ毛に負担をかけないメイクの仕方

1、マスカラ
ウォータープルーフマスカラは落とす際にまつ毛を強く擦るため、ウォータープルーフのマスカラではなく、フィルムタイプがおすすめです。
2、ビューラー
ビューラーを使用するとまつ毛が切れる原因になるため、ホットビューラーを使用します。
美容液やコーティング剤などをマスカラ下地としてご使用いただくと、まつ毛に負担がかかりにくくなります。
ラッシュリフトの注意点と健康への影響
ラッシュリフトの基本的な注意点と健康への影響
注意点
地まつげの状態、生え方によって希望通りのカールが得られるか異なります。
セット剤を目や肌につけないように注意してください。
目元周辺の状態を確認してください。
健康への影響
現在妊娠中、授乳中、生理中の方は通常よりも敏感になる可能性があるため、体調を確認します。
アレルギーを持っている方や以前にトラブルがあった方は、使用するセット剤、グルー、ロッドによってかゆみや腫れなどの症状が現れる可能性があるため、施術前にお聞きしま す。
施術時の注意点とリスク管理

目を開けてしまうとセット剤が目に入ってしまう恐れがあるので最後まで目を閉じた状態で施術を行います。
お客様には常にリラックス状態にしましょう。
アレルギー反応が続く場合、パッチテストを行い、二日後から予約を取りましょう。
皮膚やまぶたへの負担と健康面の注意
1. 皮膚やまぶたへの負担:
ラッシュリフトの際に使用するセット剤が皮膚やまぶたに触れると刺激を与える可能性があるため、皮膚にはつけないように行いましょう。
施術中に過度な圧力を加えたり、まぶたに圧を感じ不快に思われるお客様がいます施術を行う際には慎重に行い、適切な圧力を保つように注意しましょう。
2. 健康面の注意:
ラッシュリフトを受ける際には、アレルギー反応や皮膚トラブルを起こす可能性があるため、事前に施術者にアレルギーの有無や過去のトラブルの有無を伝えることが重要です。
健康状態によっては、ラッシュリフトが適していない場合があります。特に妊娠中や授乳中、皮膚トラブルがある場合は医師と相談したり、施術を控えることが必要です。
以上の点に留意することで、ラッシュリフトを安全に受けることができます。
ラッシュリフト施術者に必要な資格と技術
美容師免許の取得が必要です。美容師免許無しでラッシュリフトを行うことは、法律違反する行為となります。これにより、罰金や業務停止などの法的制裁を受けることになります。美容師免許をしっかり取得した上で施術を行いましょう。ラッシュリフトの施術方法や理論を熟知していることが重要です。
まつ毛の状態や希望を適切に判断し、適切な施術を提供できる技術が必要です。
衛生管理や安全対策についても十分な知識と技術を持っていることが求められます。
以上の資格と技術を持つことで、ラッシュリフト施術者としての信頼性や技術力を高めることができます。
ラッシュリフトを学びたい、上達したい方へ
まずは、セミナーに参加し、まつ毛のメカニズムから、商品知識、衛生、施術方法を学んだ上で、施術を行いましょう。さらに上達するには日々のモデル練習や積極的に様々な講習を受け、技術力を高めましょう。
Foula Esthetics Academy(フーラ エステティックアカデミー)の講座の特徴
Foula Esthetics Academy(フーラ エステティック アカデミー)は少人数制セミナーです。
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Foula Esthetics Academyにおまかせください。

まとめ
ラッシュリフトの完全解説についてお話させていただきました。
お客様により安全安心に施術を行い、満足していただけるようなデザインを作れるよう知識を身につけ、丁寧な接客、技術を常に心がけましょう。
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