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アイラッシュ知識 ウソ?ホント? ラッシュリフト施術の正しい知識8選 

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アイラッシュ業界では、商材や施術技術の進化により、新しい技術や考え方が次々と登場しています。そのため、以前は一般的とされていた知識が、現在ではアップデートされていることも少なくありません。

また、SNSや動画などでさまざまな情報を手軽に得られる一方で、「結局どれが正しいの?」と迷ってしまう場面もあるのではないでしょうか。

今回は「ラッシュリフト編」として、アイリストやサロン様からお問い合わせの多い内容や、現場で勘違いされやすいテーマを「ウソ?ホント?」形式で分かりやすく解説します。

知識をアップデートしながら、施術品質の向上やお客様への説明に役立つポイントを一緒に確認していきましょう。

Q1. ラッシュリフトの前処理に、マツエク用前処理剤を使ってもいいってホント?

ラッシュリフトの施術前には前処理を行いますが、マツエク施術でも同じように前処理を行うため、「マツエク用の前処理剤をラッシュリフトにも使っている」というアイリストも少なくありません。では、ラッシュリフトの前処理にマツエク用前処理剤を使用しても問題ないのでしょうか?

A.ウソ!

ラッシュリフトとマツエクでは、前処理剤を使用する目的が異なります。

マツエクでは、エクステと地まつ毛をグルーで接着するため、接着の妨げとなる皮脂や油分、汚れなどを取り除くことが前処理の主な目的です。

一方、ラッシュリフトでは、1液・2液を使用してまつ毛の形状を変化させるため、汚れや油分を取り除くだけでなく、その後の薬液が適切に作用するよう、まつ毛の状態を整えることも重要です。

ラッシュリフト用の前処理剤には、商品によってケラチンPPTやコラーゲン(※1)などの成分を配合したものや、薬液の作用をサポートするためにpHを調整したものがあります。

そのため、マツエク用前処理剤を自己判断で代用するのではなく、ラッシュリフトには専用の前処理剤を使用し、商品の特性や使用方法に合わせて適切に処理することが大切です。

※1 配合成分や働きは製品によって異なります。

関連記事:ラッシュリフトの持ちを良くするための施術ポイント

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Q2. ラッシュリフトの薬液は、システアミン系とチオ系で使い分けるってホント?

ラッシュリフトで使用する薬液には、システアミン系やチオ系(チオグリセリンを主成分とし、チオグリコール酸アンモニウムを配合)など、主成分の異なるものがあります。まつ毛の太さや毛量、ダメージの状態などによって、システアミン系とチオ系の薬液を使い分けた方がよいのでしょうか?

A.ホント! 

システアミン系とチオ系では、還元剤としての特徴が異なるため、まつ毛の状態に合わせて薬液を使い分けることが大切です。

システアミン系は、一般的に比較的穏やかに作用する還元剤で、細い・柔らかいまつ毛や普通毛などに使用されます。

一方、チオ系は比較的しっかりと作用する特徴があり、太く硬いまつ毛や、システアミン系では軟化しにくいまつ毛などに使用されることがあります。

ただし、「システアミン系だから弱い」「チオ系だから強い」と単純に判断することはできません。 還元剤の種類だけでなく、配合量やpH、セットタイムなどによっても作用は変わります。

薬液を選ぶ際は、まつ毛の太さや硬さ、毛量、ダメージの状態を確認し、薬液とセットタイムを適切に調整することが重要です。

同じ薬液でも毛質によって必要な作用時間は異なるため、まつ毛の状態を見極めて設定しましょう。

関連記事:まつ毛パーマの薬剤(セット剤)の選び方|チオ・シス・チオグリセリンの違いと毛質別おすすめを解説

関連記事:まつ毛パーマセット剤のシステアミン・チオグリコール酸アンモニウム・チオグリセリンの違い

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Q3. 立ち上げデザインにしたいときは、厚みが薄いロッドを使えばいいってホント? 

まつ毛を根元から立ち上げる「立ち上げデザイン」には、丸みのあるカールロッドではなく、厚みの薄い立ち上げロッドを使用するのが一般的です。では、厚みの薄いロッドを選べば、どんな目元でも立ち上げデザインにできるのでしょうか?

A. ウソ! 

厚みの薄いロッドは、まつ毛を根元からしっかりと立ち上げ、長さを強調したいときに適したロッドです。ただし、どんな目元にも同じように使えるわけではありません。

二重のような、まぶたの厚みが薄いことが多い目元であれば、厚みの薄いロッドを使用することで、まつ毛を根元からしっかりと立ち上げることができます。

一方、奥二重や一重など、まぶたの厚みがあり、重めのことが多い目元に厚みの薄いロッドを使用すると、立ち上がったまつ毛がまぶたに当たり、カールが潰れて下がって見えてしまうことがあります。

このようなまぶたの重い目元には、まつ毛に適度な奥行きをつけてから、先端に向かって反り返るように立ち上げるLカールロッドが適しています。

立ち上げデザインだからといって、単純に厚みの薄いロッドを選ぶのではなく、まぶたの厚みやまつ毛の生え方を確認し、目元に合わせてロッドを選ぶことが重要です。

関連記事:ラッシュリフトを一重・奥二重の方に施術するときのデザインポイント

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Q4. 下軟化の方が施術しやすいってホント? 

ラッシュリフトでは、1液を塗布する前にまつ毛をロッドへ巻き上げるのが一般的ですが、まだまつ毛が軟化していない状態では巻き上げに時間がかかることがあります。
そのため、軟化用ロッドを下まぶたに置き、まつ毛を巻き上げずに1液を塗布して、先に軟化させる「下軟化」という方法もあります。まつ毛を巻き上げる前に軟化させることで、施術をスムーズに進められるようにも思えますが、実際のところ、下軟化の方が施術しやすいのでしょうか?

A. ウソ!

ラッシュリフトの1液塗布で重要なのは、まつ毛の根元ギリギリまで1液を適切に塗布することです。
そのため、1液を塗布する前に軟化用ロッドを使ってまつ毛を巻き上げ、上まぶたの粘膜がしっかりと見える状態をつくることがポイントになります。

一方、下軟化ではまつ毛を巻き上げない状態で1液を塗布するため、まつ毛の根元を確認しながら、根元ギリギリまで均一に塗布することが難しくなります。また、地まつげにカール残りがある場合や、短めの新生毛などは下軟化では軟化ムラの原因にも繋がります。

さらに、根元まで塗布しようとして無理に1液を近づけると、まつ毛が巻き上がっていない分、薬剤が目に入るリスクにもつながり、実際のサロンでの施術のトラブルの声も上がっています。

「巻き上げに時間がかかるから、巻き上げず先に軟化させる」という方法は一見効率的に思えますが、1液を適切な位置に塗布することを考えると、必ずしも施術しやすい方法とはいえません。

1液を塗布する際は、まずまつ毛を軟化用ロッドに巻き上げ、根元がしっかり確認できる状態をつくってから塗布することが、スムーズな施術につながります。 

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Q5. 同じロッドを使っても、まつ毛の巻き上げ方で仕上がりが変わるってホント?  

ラッシュリフトでは、目元に合ったロッドを選ぶことが重要ですが、仕上がりを左右するのはロッド選びだけではありません。同じロッドを使用していても、カールの形や立ち上がり方など、印象が変わることがあります。その違いを生むのは、まつ毛の巻き上げ方なのでしょうか?

A. ホント!
 

ラッシュリフトでは、ロッドの選択だけでなく、ロッドの置き方やまつ毛の巻き上げ方も仕上がりを左右する重要なポイントです。

ロッドは、まぶたの丸みに沿わせながら、ロッド本来の丸みを潰さないように置くことが大切です。そのうえで、まつ毛を毛穴から垂直に巻き上げ、まぶたの丸みに合わせて置いたロッドの傾きが変わらないよう、指でしっかりと固定します。

また、ロッド通りの仕上がりにするためには、粘膜が出ないよう注意しながら、適正なテンションでまつ毛を巻き上げることもポイントです。

反対に、粘膜が出るほど強いテンションをかけて巻き上げたり、ロッドがまぶたからずれた状態で施術したりすると、ロッド本来の形どおりにカールがつかず、仕上がりの印象が変わる原因になります。

狙ったデザインに仕上げるには、ロッドの選択だけでなく、ロッドを正しい位置・角度で固定し、適切なテンションでまつ毛を巻き上げることが大切です。

関連記事:ラッシュリフトの巻き上げが苦手な人必見!Lash Lift巻き上げ完全攻略方法

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Q6. ラッシュリフトの1液と2液は、同じ量を塗ればいいってホント? 

ラッシュリフトでは、1液でまつ毛内部の結合を切断して形を変えやすい状態にし、ロッドに沿わせてカールを作ります。その後、2液で切断した結合を再結合させ、カールを固定します。それぞれ役割の異なる薬液ですが、塗布する量も変える必要があるのでしょうか?

A. ウソ! 

1液は、地まつ毛がうっすら隠れる程度の量を塗布します。

それに対して2液は、1液よりも塗布量を増やし、地まつ毛全体が隠れる程度にやや多めに塗布するのがポイントです。

1液は、根元から中間など必要な部分に薬液をムラなく均一に塗布することが重要です。一方、2液はまつ毛全体に塗り残しなく薬液を行き渡らせることが大切なため、2液は1液よりも多めに塗布します。

ただし、塗布量はまつ毛の太さや毛量によっても調整が必要です。
毛が太い、または毛量が多い場合は、普通毛よりも塗布量を増やし、まつ毛全体に薬液が行き渡るようにします。反対に、まつ毛が細い、毛量が少ない場合は、必要以上に塗布量を増やす必要はありません。

薬剤は多く塗布すればよいというわけではなく、まつ毛の状態に合わせて、必要な範囲に適切な量を塗布することが大切です。

また、使用する薬剤によって適切な使用方法や塗布量が異なるため、メーカーの使用方法も確認しましょう。

ラッシュリフト1液の塗布量画像

1液塗布量

ラッシュリフト2液塗布量画像

2液塗布量

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Q7. 1液は、セットタイムだけでなく軟化チェックをして判断するってホント? 

ラッシュリフトの1液には、薬液ごとにセットタイムが設定されています。基本的にはその時間を目安に施術しますが、説明書に記載された時間になれば、次の工程へ進んでよいのでしょうか?それとも、実際のまつ毛の状態を確認してから、次の工程へ進んだ方がよいのでしょうか?  

A. ホント! 

説明書に記載されている1液のセットタイムはあくまで目安であり、記載された時間だけで軟化の完了を判断するのではなく、実際のまつ毛の状態を確認することが大切です。

まつ毛は、太さや毛量、ダメージの状態などによって1液の作用の進み方が異なるため、同じ薬液を同じ時間塗布しても、軟化の状態が同じとは限りません。

軟化チェックの方法は薬液によって異なりますが、例えば、目頭・中央・目尻から数本ずつまつ毛を引き出して前方へ倒し、跳ね返りが弱くなっているかを確認する方法があります。

前方へ倒したまつ毛の跳ね返りが強い、または早く跳ね返ってくる場合は、まだ軟化が不十分と判断します。軟化が不十分な場合は、1分ずつ追加して放置し、その都度まつ毛の状態を確認します。

一方で、跳ね返りが完全になくなり、まつ毛がフニャフニャとした状態になるまで放置するのは過軟化につながり、断毛やチリつきの原因となります。 適切な軟化状態を見極め、必要以上に放置しないことも重要です。

まつ毛の状態によって適切な放置時間は異なるため、「○分置いたからOK」と時間だけで判断せず、軟化状態を確認してから次の工程へ進むことが、安定した仕上がりにつながります。

 

軟化・酸化チェックを動画で確認する

※軟化チェックの方法や追加の放置時間は製品によって異なるため、必ず使用する薬液の説明書・メーカーの使用方法を確認してください。 

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Q8. ラッシュリフトは、施術後のホームケアで仕上がりが変わるってホント?

ラッシュリフトは、サロンで施術を受けた直後はきれいに仕上がっていますが、時間が経つとまつ毛の向きがばらついたり、カールの見え方が変わったりすることがあります。そこで気になるのが、施術後のホームケアです。美容液やコーティング剤などを使って自宅でケアすることで、ラッシュリフトの仕上がりに違いが出るのでしょうか?

A. ホント! 

ラッシュリフトをすると、まつ毛は薬液による負担を受けて乾燥しやすくなるため、施術後の保湿ケアが大切です。

まつ毛美容液や保湿効果のあるコーティング剤を毎日使用することで、まつ毛に潤いを与え、乾燥を防ぎながらダメージをケアできます。

また、コーティング剤で毛流れを整えることで、施術直後のきれいなデザインを保ちやすくなります。

さらに、就寝前の洗顔後にコーティング剤を塗布することで、就寝中の寝具との摩擦からまつ毛を保護し、まつ毛のばらつきやカールの崩れも防ぎやすくなります。毎日のケアで、ラッシュリフトのきれいな仕上がりを長く保ちましょう。

このように、ホームケアはラッシュリフト後のまつ毛をきれいに保つために欠かせないお手入れです。

そのため、アイリストは施術後のホームケアについてもお客様に伝え、まつ毛の状態や希望する仕上がりに合わせて、美容液やコーティング剤など適した商品を提案しましょう。

ホームケアを習慣にしてもらうことは、現在のラッシュリフトをきれいに保つだけでなく、次回の施術をきれいに仕上げることにもつながります。お客様のまつ毛を健やかに保つためにも、施術後のホームケアまで含めて提案することが大切です。

関連記事:【サロン向け/施術用】マツエクコーティング剤の選び方

関連記事:ラッシュリフトの持ちを良くするための施術ポイント

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まとめ|正しい知識が、ラッシュリフトの仕上がりを変える

今回の「アイラッシュ知識 ウソ?ホント?」では、ラッシュリフトにまつわるさまざまな疑問を取り上げました。

ラッシュリフトでは、まつ毛や目元の状態に合わせて、ロッドや薬液、施術方法を選ぶことが大切です。前処理や薬液の選択、1液の軟化状態、巻き上げ方など、ひとつひとつの工程が仕上がりを左右します。

また、知識を深めることで、お客様一人ひとりに合わせた施術を行いやすくなり、仕上がりの安定や満足度の向上にもつながるでしょう。 今回ご紹介した内容を、日々の施術や接客にぜひ役立ててみてください。

これからも「アイラッシュ知識 ウソ?ホント?」では、アイリストの皆さまが気になる疑問や、知っておきたいアイラッシュの知識を分かりやすくご紹介していきます。


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